こんにちは、トミです。
新しいiPad mini(第6世代)が発売されましたね。
ホームボタンがなくなり、第2世代のApple Pencilに対応、さらにiPad Airよりスペックが高いということで、買おうと思っている人も多いのではないでしょうか?
コンパクトなiPad miniを「システム手帳として使いたい!」と思っている人もいると思います。
iPad miniはシステム手帳として使えるのか?
私は、1つ前のiPad mini(第5世代)がApple Pencilに対応したときに、即、購入してシステム手帳として使い始めました。
約2年間、iPad miniをシステム手帳として使ったことになります。
もちろん、いい面・悪い面あるので、今回はそれをお伝えしたいと思います。
システム手帳として使う目的でiPad miniの購入を検討されている方の参考になれば幸いです。
これが便利! iPad miniをシステム手帳として使うメリット
編集可能なデジタルデータを手書きで作れる
iPad miniをシステム手帳として使うメリットはなんと言っても、ペンで書くような感覚でデジタルデータが作れるところです。
iPadはインプットのツールとしては優秀だけど、アウトプットは苦手…なんて評価をされていましたが、Apple Pencilに対応することで、唯一無二の入力ツールとなりました。ほんとApple Pencilは偉大ですね。
Apple Pencilを使うことで、文字だけではなく、図やイラスト、吹き出しや引っ張り線など、感覚的に入力することができます。
そして何より便利なのが、書いた内容を後から編集・整理することの手軽さです。
リアルな手帳の場合は、メモをまとめようと思うと、もう一度書き直す必要がありますが、デジタルの場合は、移動・コピー・修正がとても簡単に行なえます。
文章の途中に後からテキストを追加したり、箇条書きした項目をグループごとに移動させたり、画像を貼り付ける、なんてことも簡単にできますよ。
過去のデータを全て持ち歩ける
手書きのシステム手帳は大半の人が1年に一回、新しい手帳に買い替えていると思います。
iPad mniをシステム手帳化すると、その買い替えが必要ありません。と言っても費用の面でお得になる、ということではありません。iPad miniの方が余裕で高額です。
10年使えたとしても、毎年6000円の手帳が買えてしまいます。
iPad miniを使う本当の価値は、ページをいくらでも増やせる点にあります。デジタルデータなので、どんなにページが増えても重量は変わりません。
2年前の書き込みだろうと、全ての書き込みが常に手元にあって、すぐに確認することができます。
リアルなシステム手帳の場合だと、過去の記事を確認するのは大変です。そもそも2年前の手帳なんて常に手元にはありません。
たとえiPadを買い換えることになっても、クラウドでデータを管理していれば問題無いですし、iPadで書いた書き込みをスマホでだって見ることができます。
どんなに量が増えても、手書きのメモを検索できるアプリを使っていれば、すぐに目的の書き込みが見つけられます。
iPad miniをシステム手帳として使って感じられた良さは、だいたい想像できることだと思います。
本当に気になるところは、下に続くデメリットですよね。
ここがイマイチ! iPad miniをシステム手帳として使うデメリット
使えない瞬間がある
iPad miniをシステム手帳として使っていて一番困るのがこれです。アナログの手帳とは違って、外見から判断できないトラブルがあるのがデジタルならではです。会議にiPad miniを持って参加したけど、いざメモを取ろうとすると使えない、なんてケースがあります。メモを取る道具がiPad miniしか持っていなかったときなど目もあてられません。
そんな困った状況になってしまうケースはだいたい以下の3つです。
1.バッテリーがない
バッテリー問題は誰もが想像できる問題だと思います。iPad miniとApple Pencil両方への気遣いが必要です。ただ、想定しやすいだけに、常に気にできるため、実際バッテリー切れになって途方にくれることは少ないのではないかと思います。バッテリー残量も確認できるので、予期せず突然!なんてことはありません。私も、実際にバッテリー切れになったことはありません。しかし、残り一桁%になってバッテリー切れに怯えることはよくあります。
2.Apple Pencilの接続が切れている
メモしようと思ったらApple Pencilが反応しないことがたまに起きます。私が使っているiPad mini 第5世代は、Lightningコネクタを接続してやればすぐ回復するのですが、その間のタイムロス痛いです。新しいiPad miniでこの問題があるかどうかはわかりませんが、咄嗟にメモが必要な時に焦ります。
3.アプリのアップデートが終わるまで使えない
最新版にアップデートするまで使えなくなってしまうアプリがたまにあります。メモが必要な状況で、アップデートを始めるわけにも行かないので、慣れない代替アプリを使うはめになります。
どのケースも使用する前に、ちょっと確認するれば防げる問題です。しかし、アナログ手帳では起き得ないトラブルなので、想定できていないと本当に焦ります。
メモの全体を見ながら文字が書けない
Apple Pencilは、ものすごくレスポンスがよく、紙に書く感覚に近づいています。しかし、アナログほど思い通りに小さい文字を書くことはできません。
人の手がペンを使って紙に書く精度と比べると、そこには超えられない壁があります。その差を埋めるために拡大して文字を書くことになるのですが、そうするとページ全体が見えなくなってしまいます。
書かれる文字のクオリティに全くこだわりが無いのなら問題ありませんが、少しでも読みやすく、きれいに文字を書きたい人は拡大と縮小を繰り返して書き込みをすることになります。アナログの手帳だと、全体を見ながら、書き込みをすることができるので、動かすのは目線のみになります。
この問題は、実際に使ってみないと想像しずらい問題だと思います。
GoodNotesなどの一部のノートアプリには、書いてる部分のみを拡大表示する「拡大鏡」機能がついていますので、試してみてもいいと思います。
iPad mini 手帳化 2年目の結論
iPad miniをシステム手帳として使ってみてよかったこと、悪かったことをお伝えしました。
結論としてメリットとデメリット、どちらの要素が大きいのか?というと……五分五分といったところです。
アナログの手帳と比べると、めちゃめちゃ便利に感じるところもあれば、不便に感じるところもあります。
ただ、これはシステム手帳として使う場合だけの感想です。
iPad miniを購入して100%システム手帳としてしか使わない、なんてことは無いと思います。
Webや動画閲覧、写真を撮ったり、PDFの資料を見たり作ったり、使い方に限りはありません。
特に電子書籍を読むのにiPad miniのサイズ感は最適です。
スマホより操作性が良く、人と画面の共有もしやすい。それでいてパソコンほどかさばりません。立ったままでも操作が可能です。
iPad miniのみにすべてを集約することはできませんが、めちゃめちゃ使えるモバイルデバイスであることは間違いありません。
新しいiPad mini(第6世代)......買おうかな……